もしも、身長180センチの20歳前後の青年に襲われたとしたら、女性はひとたまりもない……とふつうは思う。
ところがこの女性、エセル・ウェスト夫人は、なんと74歳にして強盗を撃退したというのだ。事件は1978年、サセックス州のチチェスター聖堂の回廊を彼女が歩いているときに起こった。
「こんなばあさんだ、もっているバッグをひったくるぐらい、赤子の手をひねるより簡単だ」と犯人の青年は思ったことだろう。いざ、ウェスト夫人目がけて襲いかかった。
ところが反対にミセス・ウェストに手首を捕まれる、腕固めをかけられ、とても太刀打ちできる相手ではないと知った犯人、「やめてください!お願いだ、やめてくれ!」と叫んで逃げてしまった。
ウェスト夫人は若いときには柔道でならしたというから、やわな男では歯が立たないのも当然。しかしこの犯人、多少はラッキーな点もあった。
「買い物した荷物を手にもっていなかったら、ほんとになぐり倒してやったのに!」
ウェスト夫人は警察の事情聴取で、こう語っていたというのだから。

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