1950年3月1日、アメリカのネブラスカ州ベアトリスでのできごと。
その日、教会ではいつもどおり、午後7時20分から聖歌隊の合唱練習がおこなわれる予定だった。
しかし、その午後7時25分。突如、この教会で爆発が起こり、建物が倒壊する事件が発生したのである。
ところが、そんな大爆発にもかかわらず、被害者は1人も出なかった。というのも、ふだんなら絶対遅刻などしない人たちなのに、15名の聖歌隊員が15名とも遅刻したため、その時間には、まだ誰も教会に来ていなかったのだ。それも、みな、それぞれ別の理由での遅刻である。
娘の服にアイロンをかけるのに手間取ったり、車の調子が悪かったり。また、数学の問題を解いてから出かけようと奮闘していたため、あるいは、ラジオ番組があまりにもおもしろかったので、聞き続けているうちについつい遅れてしまった、なんて者もいた。
結局、確固とした理由で遅刻した人は誰一人いなかった。
こうして、15名全員が遅刻したおかげで、奇跡的に助かったのである。もし、時間どおりに聖歌隊員が集合していたら、大惨事になっていたところだった。
数学者ウォーレン・ウィーバーによると、このような大事件と奇跡的な偶然が重なる確率は、およそ100万分の1だという。偶然にしてはスゴすぎる……。

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