フランスの軍人・政治家として知られるシャルル・ドゴールは、記録に残っているだけで、暗殺の標的になること31回。もう「狙われるベテラン」といっていい。
ドゴールが第5共和制初代大統領を務めていた1961年にも、命を狙われた。
夫人といっしょに公用車で故郷にいこうとしていたとき、突然、前方で50キログラムのプラスチック製爆弾が爆発した。だが、こういうことのベテランだから、ひるまない。
運転手にそのまま突っきるよう命じたのだ。時速100キロメートル以上で走っていた車はスピードを落とさずに走りぬけた。おかげで、ことなきを得て無事。
しかし、翌年、同じ犯人グループが、また大統領の命を狙った。そのときも、またまた夫人を伴い、シトロエンを走らせる運転手も同じだったという。
ちがうところは、同型のシトロエンに乗ったシークレッ卜・サービスやオートバイの警察官たちが随行していたこと。
が、またも猛スピードで大統領の車は走りぬけていった。機関銃、火炎瓶などで武装して待ち伏せていた暗殺集団は、結局、大統領の乗った車がどれか確認できず、後ろからメチャクチャに乱射するしかなかったという。

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