暗殺の標的になっていながら、危うく難を逃れた政治家は多いが、鉄の女といわれたマーガレット・サッチャー女史もその一人。
1984年10月12日の未明のこと。IRA(アイルランド共和国軍)が仕掛けた爆弾が、イングランド南部のブライトンのグランド・ホテルの中で爆発した。
このときIRAが狙ったのは、サッチャーなどのイギリスの高官たち。
爆弾を仕掛けた場所は、サッチャーの部屋から5階分真上にいったところの化粧室。これで彼女の部屋まで確実に破壊できる手はずだったが、IRAの読みちがいで、そのとき彼女は部屋にいなかった。
IRAのこんな読みの甘さのおかげで、被害はもっとも小さな規模でくい止めることができた。
なにしろ爆発時間だって、いい加減。ふつう、爆弾をセットする時間といえば、みんな寝ている時間帯のはず。しかし、実際に爆弾が爆発した時間には、保守党の議員たちの大半は、バーで飲んでいたのだった。
意外とIRAもヌケているのかもしれない。でも、みんなそのおかげで危ないところを救われたのだから文句はナシにしよう。

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